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資格合格体験記 ~LPIC LEVEL1編~

LPIC LEVEL1 取得しました!

ということで、受験までに行った対策と試験の結果について、

備忘録をまとめたいと思います。LPIC受験をされる方の一助になれば幸いです。

 

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また、LinuCという新しい資格試験も開始されたということで、

その違いについても書いていきます。

 

LPICを受験したきっかけ

DeepLearningなどの(とてもとても)重たい処理をするのに、

Linuxは必要不可欠だと感じたからです。

 

 

実際の数値を記録していなかったので、なんとも言えませんが、

体感で5倍以上性能が違いました。

自宅で使用しているPCでは、30時間以上かかったDeepLearningの処理が、

6,7時間程度(←うろ覚えです)になった気がします。

Amazon様のAWSを利用しました。

 

おそらく、もっともっと重たい処理をさせれば、

性能の差は歴然となったことでしょう。

 

Linux(サーバ)での処理は、基本的にコマンドで行いますが、

このときすらすらと書くことができると、作業がスムーズに進みます。

 

ひとつひとつリファレンスを引いていると、とても時間がかかってしまいます

 

AIエンジニア、機械学習エンジニアの募集要項で、Linuxの作業能力を項目として取り上げている企業様は多くいらっしゃると思います。それだけLinuxが必要とされているということだと思います。

 

以上が1番の理由ですが、

そのほかにも現在のお仕事(保守運用業務)でサーバに関する知識が欲しい、

と思ったことも理由のひとつです。

 

前置きが長くなってしまいました。。

それではLPICについて解説していきます。

 

LPIC とは、どんな試験なのか LinuCとの違いとは

LPICとは、Linux Professional Institute (LPI) によって運営されているLinux技術者の技術者認定資格の名称(LPIC - Wikipedia より引用) のことです。

 

Level1~3までの階級が用意されており、Level1から順に取得する必要があります。

Level1には101,102という2つの試験があり、それぞれに合格する必要があります

Level2も同様です。Level3は専門的な分野から1つ選択して受験することになります。

 

配点などは公表されていませんが、約65%以上の正解率で合格するといわれています。

1回の受験料が15000円と少々高めなので、一発合格を狙いたいところです。

 

 

LPICは世界各国で実施されているということもあり、Linuxの資格として広く認められています。

対してLinuCは、LPI-JAPANが運営する2018年から開始されたLinux技術者認定試験です。

日本や周辺国の市場によりマッチした問題を出題するとされています。

現在(2018年10月)では、LPICと問題は変わりありませんが、

翌年(2019年)から、少しずつオリジナルの問題を取り入れていくとされています。

 

どちらを受験するかはご自身の仕事の方向性(海外の可能性など)を考慮して選択する必要があるといえるでしょう。 

 

余談になりますが、LPI(Linux Professional Institute)とLPI-JAPANは別組織です。

LPI日本支部という組織があり、LPIC関連の発信はこちらから行われるようです。

LPI日本支部twitterでも情報発信しているそうなので、載せておきます。

twitter.com

 

どちらの資格が浸透していくかについては、見守っていくことにしましょう。

 

受験対策

受験対策期間は2ヶ月で、101,102の試験にそれぞれ1ヶ月ほどかけました。

使用した参考書は以下のとおりです。

 

中島能和『1週間でLPICの基礎が学べる本』インプレス 2014年1月

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題名のとおり、これを1週間でやっつけました。

次に紹介する豆本が最初だと、頭に入っていかない人が多いと思います。

Linux初心者の方は、この本から入るのがお勧めです

 


中島能和『Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応』翔泳社 2015年6月

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ご存知の方も多いと思いますが、定番の豆本です。

名前のとおり、小豆色です。

 

基礎を事細かに紹介していて、練習問題もついていて学習しやすいです。

実際にコマンドを打ちながら勉強していました。

101,102分野にそれぞれ2週間ずつかけて2~3回読み直しました。

 

1週間前に模試をやってみて、合格点が取れた次の週に実際の試験を受けるようにしました。

 


有限会社ナレッジデザイン , 大竹 龍史 , 山本 道子 『Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集』翔泳社 2013年2月

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豆本が一通り終わったら、こちらで問題演習を繰り返しました。

最低でも5回はやり直しました。

結構難しい問題もあります。最初は答えだけ見て覚えるという感じでした。

 

結果は、、、

101試験 : 700点 / 800点

102試験 : 680点 / 800点

 

※500点で合格点です。

 

(2ヶ月かけたので、、)結構余裕がありました。

 2週間程度で取っている方もいらっしゃいますが、しっかり身に付けるには2ヶ月程度時間を取った方がよいと思います

 

認定書が送られてくるまでに1ヶ月少々時間がかかると思いますが、

PDFは1~2日で届くと思います。

 

やっと試験から開放されたので、 

次はLPIC LEVEL2!!