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NAIST入学体験記 〜初年度春まで〜

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※この記事は,2019年夏頃に書いたものです

さて,早いものですでに入学から2ヶ月ほど経過しました.
漸く諸々に慣れ始めてきましたが,毎日ものすごいスピードで過ぎ去っていきます.
気を抜いていると,うっかり卒業という事にもなりかねないくらいです.

合格体験記も書きましたが,今回は受かった人向けに,
こんな生活が待っている,もしくはこんなことをしておけばよかった,
ということを少しでもお伝えできたら嬉しいです.

入学準備


恐らくここが一番大変かと思います.
現在大学や高専に通っている人は,卒論などで忙しいと思います.
社会人出身者は,会社と話し合いの時期でしょうか.

面倒ですが,一つ一つこなしていくしかないです.
頑張りましょう.


さてさて,合格した場合は書類が送られてくるので,
それに目を通し,返信を忘れないようにする,
という生活が結構続きます(入学まで忘れないようにしましょう).

寮に入れるかどうかという通知が来るまでは,
下宿先も予約できない人が多いと思います.

何月に何をしたというのは忘れてしまいましたが,
不採用通知が届いてからは一気に人気の部屋が埋まります.
早め早めに行動しましょう.

寮に入れなかった場合,
生駒駅周辺に住むか,UR団地に住むかの2択になる気がします.
稀に高の原周辺に住んでいる人もいましたし,シェアハウスも探せばあるようです.

いずれにしろ通学に時間と費用がかかってしまうので,
その点は頑張りましょう.
ただし,自分の部屋があるのはいいことだと思います.

奨学金は申し込み期間が決まっているので,
それだけ気をつければ大丈夫です.

社会人出身者や自分の収入がある人は,
早めに調べたり,大学に相談しましょう.
私は5月まで会社に在籍していたので,
秋頃から申し込む予定です.

※春と秋によって採用内容や募集数が異なるため,
可能であれば春に奨学金を申請することをお勧めします.

入学後の生活


入ってしまえば,なんとでもなります.
自分から話しかければ,だいたいの人とは友達になれます.
まあ,みんなそれくらいできる年齢でしょう.

みなさん気になる研究室配属ですが,
(情報系では)希望通りにならない人はいなかったと思います.

確か99%くらいは希望通りのはずです.
年によって変わりますが,平均このくらいのはずです.

まあ,NAISTならどの研究室も楽しい研究できそうですが…


最初は序論科目という一般教養のような授業が少々続き,
その後にようやく基盤科目・専門科目が始まります.

ここから一気に忙しくなります.
課題と毎日戦い,遅くまで残ることもしばしば…

特に非情報系出身者は,初めて遭遇する概念を理解するのに時間がかかるはずです.
私の場合は,土日にも課題をやったり予復習をしていますが,
それでも理解できない点が残ってしまいます.

研究が好きで,勉強が嫌いな人には正直しんどい期間かもしれません.
私は勉強するためにNAISTに来たので,非常に楽しい毎日です.
※勿論研究もしたいと思ってます.


身の回りの生活は,住めば都というもので,慣れます.
外食できる店は少なく,スーパーまで遠いという人もいると思いますが,
そこで生活するようになると,自然と受け入れられるはずです.

土日は必ずオフの時間をとる,という人もいますし,
大阪・京都まで遊びに出かける人も多くいます.

NAISTには若干の公認サークルがあり,
ここで活動している人もいます.

運動施設もありますし,
テニスやフットサル,バスケなどをすることもできます.

意外と不自由を感じることは少ないかもしれません.

入学前にやっておけばよかったこと


少しでも勉強しておくこと
収入源を確保しておくこと
あげたらきりがないので,この2点に絞ります.

まず勉強はしておいて損はないです.
入学後よりも入学前にしておいたほうが遥かに余裕が持てます.

特に数学や情報系の知識(情報理論や専門に関係する分野(自分の場合は機械学習など)の知識)があれば,
入学後に時間をとって勉強する必要がなく,自分の研究をする時間を確保できます.
時間というのは大切な資産なので,有効に使用できるよう努めたいものです.

2つ目の収入面については,みんな苦労すると思います.
奨学金だけでは生活が難しいという人もいます.
これは寮に入れなかった人の感想ですが,実際(無利子の)奨学金だけでは苦しいと思います.

アプリ開発やブログ,受託開発,株,ビットコインなどなんでもいいので,
稼ぐ方法を身につけていると,安心して暮らすことができます.

これらが難しいと感じる人は,
貯金をある程度作っておくといいかもしれません.

しかし実際追い込まれたら人間なんでもできます.
奨学金も数多く用意されているので,入学前に焦らなくてもなんとでもなります.

私は大学院できちんと勉強・研究すれば卒業後に良い待遇が待っていると思うので,
お金を借りることに対しては抵抗がないです.
バイトするよりは勉強して,研究して,自分の力をつけて,最終的に多く稼げるようになりましょう.

こんな感じでしょうか.
何はともあれ,NAISTに来てくれたら嬉しいです.